地震防災教育プログラム

地震(外国語)防災教育プログラム【高校版】※工事中

日本は地震大国です。災害時に情報を得られにくい訪日外国人が、緊急地震速報を聞いたときや突然襲ってくる地震の揺れを経験した際、適切な判断と行動によって自分の身を守ることができる備えが必要です。本プログラムは、訪日外国人が地震に対する対応力を高めるための地震防災教育と外国人に伝えるためのスキルを身に付ける外国語(英語)を融合させた防災教育プログラムとして開発しました。

概要

本プログラムでは、緊急地震速報に関する基礎的な知識、地震から身を守るための正しい対応の仕方を習得し、速報を聞いたときの自主的かつ適切な対応行動を身に付けるこ地震防災教育により、地震発生時の対応能力を向上させることを目的に、外国語(英語)を用いて外国人に伝える方法を3ステップで身に付けるための学習教材です。

プログラムの構成

単元構成

ステップ1_地震防災教育(外国語)

緊急地震速報を聞いた時の正しい行動を外国人に理解してもらう

【展開1】情報収集
〇防災教育の学習目標
・地域の災害特性を理解する2.緊急地震速報の仕組みや取るべき行動を調べ理解する
〇外国語教育の学習目標
・グループで協力して必要な情報を収集し外国語で理解する(知識の習得・読む技能の活用・主体性)
【展開2】グループ活動
〇防災教育の学習目標
・訪日外国人が緊急地震速報を聞いたときの適切な行動を理解するために必要な情報(シナリオ)を説明できる
〇外国語教育の学習目標
・グループで協力して外国語によるシナリオ動画を作成する(思考力・判断力・表現力・主体性)
【展開3】相互評価と振り返り
〇防災教育の学習目標
・緊急地震速報の理解度と作成した情報(シナリオ)の効果や有効性を振り返る
〇外国語教育の学習目標
・評価表に基づきグループのシナリオ動画を相互評価する(話す・聞く技能の活用・主体性)

ステップ2_地震防災教育(外国語)

作成した情報(シナリオ)を使って外国人と交流する

【展開1】グループ活動
〇防災教育の学習目標
・ステップ1で作成した情報(シナリオ)の課題を理解して改善する
〇外国語教育の学習目標
・教師の支援がほとんどなくてもグループで協力して必要な情報を外国語で整理する(思考力・判断力・表現力・主体性)
【展開2】議論
〇防災教育の学習目標
・交流した外国人の情報(シナリオ)の理解度(反応)を知る
・異国の災害特性について理解する
〇外国語教育の学習目標
・教師の支援がほとんどなくても仲間と協力して外国人と外国語で(30分)議論する(文化の理解・4技能の活用・主体性)

ステップ3_地震防災教育(外国語)

問題点を整理して振り返る

【展開1】学習の整理
〇防災教育の学習目標
・ステップ2(又は1)で改善した情報(シナリオ)の課題や問題点を整理する
〇外国語教育の学習目標
・教師の支援がほとんどなくても外国語で発表するための資料を個人で作成する(思考力・判断力・表現力・主体性)
【展開2】個人発表と相互評価
〇防災教育の学習目標
・異なる情報(シナリオ)を知り理解を深める
〇外国語教育の学習目標
・外国語で個人で(3分)発表する
・評価表に基づき発表を相互評価する(話す・聞く技能の活用・主体性)
【展開3】振り返り
〇防災教育の学習目標
・これまでの学習を振り返る
〇外国語教育の学習目標
・クラスで意見を出し合い次の活動や行動の計画を共有する(主体性)

※ダウンロードファイルは、圧縮ファイル(ZIP形式)になっていますので、解凍してご利用下さい。
※解凍したファイルは、Word及びPowerPoint形式です。プログラムの複製(コピー)、修正は自由です。
※本プログラムは、学校防災教育の支援を目的として提供しています。学校現場以外での使用は禁じます。(目的外使用の禁止)

活用事例

研究業績